私たちは英国と日本の両方でビジネスをサポートしてきました。日本企業が海外向けにオンライン展開する際、また英語圏の企業が日本市場に入る際、共通して見られる落とし穴と、実務的な解決策をまとめます。
日本のオンライン環境の特徴
- LINEが主流。 連絡や予約においてLINE公式アカウントの重要度が非常に高い。海外企業ほど見落としがちです。
- 検索行動が長文寄り。 英語圏より具体的な語句で検索される傾向があり、英語キーワードの直訳は通用しません。
- デザインの感覚が異なる。 欧米で「すっきり」と評価されるデザインが、日本では「情報不足」「不安」と映ることがあります。
- 信頼の根拠が違う。 会社情報・代表者名・所在地・設立年など、トップページや会社概要に求められる情報量が多い。

バイリンガル構成の3つの選択肢
- 完全に独立した2サイト。 対象ユーザーが大きく異なる場合に最適。柔軟性は最も高いが運用負荷も高い。
- 1サイトに言語切替え。 多くの中小企業にとって最も現実的。構築・保守ともに効率的。
- 英語ランディングページのみ追加。 中途半端で逆効果になることが多く、おすすめしません。
SEOで効くポイント
- 日本語キーワードは英語からの翻訳ではなく、日本のユーザーが実際に入力する語句を直接調査する。
- hreflangを正しく設定し、Googleに各言語版を正確に伝える。
- 可能であれば.jpまたは.co.jpドメインを取得する。
- Yahoo! Japan経由の流入も無視できないため、計測対象に含める。

海外企業がよく失敗する例
- 東京・大阪・地方を一括りに扱う。
- マーケティングコピーを直訳しすぎる。
- 連絡先の電話番号が見当たらない。
- LINE導線がない。
- 海外ドメインからの自動メールが迷惑メール扱いされる。
おすすめの基本構成
- 1サイト構成+EN/JA切替え、hreflangを正しく設定。
- 日本国内の住所(バーチャルオフィスも可)。
- 日本の電話番号(IP電話・転送でも可)。
- LINE公式アカウントへの導線。
- Googleビジネスプロフィールを両言語で運用。
- 翻訳は必ずネイティブが担当し、機械翻訳に頼らない。

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